高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施
ページ番号1017516 更新日 令和7年1月7日 印刷
高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施について
・令和2年度に「高齢者の医療の確保に関する法律」が改正され、高齢者の健康寿命を支援するため「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施」という新たな制度が始まりました。後期高齢者の医療保険者である後期高齢者医療広域連合と市町村が協力して、後期高齢者のフレイル予防を図り健康づくりを支援する仕組みです。
・海老名市では、国保医療課、地域包括ケア推進課、健康推進課が連携し、神奈川県後期高齢者医療広域連合と協力して、高齢者が地域で健康的な生活をおくることができるよう、「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施」に取り組んでいます。また、神奈川県や地域の医師会、地域包括支援センター、社会福祉協議会、食生活改善推進団体、フレイルサポーターなどとも連携・調整を行っています。

海老名市の取り組み
1.健診・医療・介護情報に関するデータを活用し地域の健康課題を分析し、取り組みにつなげていきます。
2.高齢者への個別的支援(ハイリスクアプローチ) ※対象となる方には、個別にご案内を送付いたします
- 重症化予防(腎症) 健診結果をもとに、医師からの指示書を受け保健師や管理栄養士が訪問し、保健指導を行います。 未治療者には状況を確認し、保健指導や受診勧奨を行います。
- 低栄養予防 健診結果をもとに、講座・電話相談・訪問で状況を把握し保健指導を行います。
- 健康状態が不明な方 健診や医療の受診がなく、介護認定を受けていない方に質問票を送付し、必要時訪問を実施します。 未返信者には訪問により状況把握や受診勧奨を行います。
3.高齢者の通いの場などへ積極的にかかわり健康教育や相談を実施(ポピュレーションアプローチ)
- 通いの場でフレイルチェックや質問票を実施し、ハイリスク者へ保健指導を行います。
- フレイル予防に関する出前講座(運動・栄養・口腔の健康教育や相談、各種測定機器を用いた測定)を行います。
- 市内6圏域(北地域、東地域、中央地域、さつき町地域、国分寺台地域、南地域)で実施します。
フレイルを予防しよう!
フレイルとは? 「虚弱」という意味で、健康と要介護の中間の状態のことをいいます。
- 身体的フレイル
- オーラルフレイル(歯、下、口まわりの筋肉、飲み込みなどの機能低下)
- 心理的、認知的フレイル(うつ傾向、認知機能の低下)
- 社会的フレイル(人との交流が減る)
といった様々な側面があります。これらは、単独で起こるのではなく、生活習慣や身体・心の状態により複雑に絡み合いながら進行していきます。それでも、早くフレイルの状態を見つけて対策を行えば、元の健康な状態に近づけることができます。
フレイル予防のポイント
健康で元気に過ごすためには、適切な栄養摂取、お口の健康、運動、社会参加が大切です。ぜひ日々の生活に取り入れてみましょう。
- 適切な栄養摂取 1日3食しっかり食べてバランスよく栄養をとりましょう。たんぱく質を意識してとり、低栄養を防ぐことが大切です。
- お口の健康 お口の健康は全身の健康に関係しています。ブラッシングなどお口のお手入れ、定期受診、お口の体操を行いましょう。
- 運動 運動を習慣づけ、筋力を維持して体力を保ちましょう。自立した生活につながります。
- 社会参加 社会参加は心身の機能を活発にします。趣味やボランティア、通いの場などに参加してみましょう。
海老名市の健診や医療の状況
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このページに関するお問い合わせ
保健福祉部 健康推進課
〒243-0492 神奈川県海老名市勝瀬175番地の1
電話番号 046-235-7880
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