市内への米軍ヘリコプター不時着について
ページ番号1017088 更新日 令和6年8月22日 印刷
令和6年8月3日(土曜日)10時54分頃、市内の水田に第15ヘリコプター機雷掃海飛行隊所属MH53Eが不時着しました。南関東防衛局によると、今回の事案は予防着陸(※)で安全対策の一環ということです。乗組員及び市民の負傷者はいませんでした。
※パイロットが飛行中に、航空機の何らか通常とは異なることを示す兆候を察知した場合に、危険の未然防止のために必要な手段をして行う着陸のこと。
経過
月日 | 時間 | 内容 |
---|---|---|
8月3日 | 10時54分頃 | 市内の水田に米軍ヘリコプターが不時着 |
12時39分 |
厚木基地に向けて米軍ヘリコプターが離陸 | |
12時42分 | 厚木基地に米軍ヘリコプターが着陸 | |
14時53分 | 市長コメントを発表 | |
神奈川県が防衛省南関東防衛局に口頭要請 | ||
8月5日 | 11時30分 | 防衛省南関東防衛局長が来庁 |
8月6日 | 11時30分 | 米海軍厚木航空施設司令官のニコラス・ルクレア大佐が来庁 |
8月7日 |
10時30分 | 神奈川県基地関係県市連絡協議会が防衛省及び外務省に緊急要請 |
8月8日 | 15時 | 神奈川県基地関係県市連絡協議会による「令和7年度基地問題に関する要望」に併せて、当市は本件に係る要請内容を発言 |
防衛省南関東防衛局からの謝罪について
8月5日(月曜日)に防衛省南関東防衛局長から謝罪を受けました。
来庁者
- 防衛省南関東防衛局 局長 末富 理栄(すえとみ りえ)
- 防衛省南関東防衛局 管理部長 北 昌彦(きた まさひこ)
- 防衛省南関東防衛局 防衛補佐官1等海佐 丸山 浩資(まるやま こうじ)
防衛省南関東防衛局長の謝罪概要
地元の皆様、そして海老名市をはじめとする関係自治体の皆様にも多大なご心配をお掛けすることとなり、大変申し訳なく思っている。
民間地域に着陸したことは、周辺住民の方々に大きな不安を与えるもの。
このため、私から米海軍厚木航空施設司令官に対し、米海軍機の飛行に際しては安全管理と再発防止の徹底について要請を行ったところ。また、今回の着陸により与えた作物への被害の補償についても、しっかりと対応していく。
米側に対しては、引き続き、米軍機の運用に際しては安全面に最大限配慮するとともに、地域住民に与える影響を最小限にとどめるよう求めていく考え。
謝罪に対する市長コメント
米軍ヘリコプターが本市に不時着したことは、誠に遺憾。
市民、乗組員ともに負傷者はおらず、人的被害がなかったことは幸いだったが、基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている市民に強い衝撃を与えるとともに、地元住民の不安と恐怖ははかり知れないものがある。
被害の補償については責任をもって対応願いたい。
国や米軍に対し強く抗議するとともに、原因の究明、安全対策の徹底、迅速かつ適切な情報提供を強く求めていく。
米海軍厚木航空施設司令官の訪問について
8月6日(火曜日)に米軍厚木航空施設司令官のニコラス・ルクレア大佐の訪問を受けました。
米海軍厚木航空施設司令官のコメント
この度は市民の皆さんに心配をかけてしまった。
今回の予防着陸は、乗組員や周辺住民の安全を最大限考慮して行ったことでは あるが、市の考えは十分に理解している。
安全な運航は最も重要なことであり我々の使命である。
こうした考えを乗組員全員に徹底していく。
説明に対する市長コメント
市民、乗組員ともに負傷者はおらず、人的被害がなかったことは幸いだったが、本市にとってヘリコプターの不時着は初めてであり、市民に強い衝撃を与えるとともに、地元住民の不安と恐怖ははかり知れないものがある。
このようなことが二度と起きないよう原因究明と安全対策の徹底を求める。
神奈川県基地関係県市連絡協議会による緊急要請について
(1)実施日時
令和6年8月7日(水曜日)10時30分
(2)要請先
防衛大臣、外務大臣
(3)要請者
神奈川県基地対策担当局長、海老名市企画財政課政策経営担当課長
(4)要請内容
(1)今回、予防着陸に至った原因を早急に明らかにし、原因に即した適切な安全対策を講じるともに、
関係自治体に対して適時適切に情報提供し、公表すること。
(2)同型機を含めた航空機の徹底した整備を実施するとともに、同型機の安全が確認できるまでの間の
飛行停止等、必要な安全対策を確実に実施すること。
(3)着陸があった水田等に被害が確認された場合には、所有者等に対して適切な補償を実施すること。
※神奈川県基地関係県市連絡協議会の会員は神奈川県、横浜市、相模原市、藤沢市、逗子市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市
神奈川県基地関係県市連絡協議会による「令和7年度基地問題に関する要望」について
(1)実施日時
令和6年8月8日(木曜日)15時~
(2)要望先
防衛大臣、外務大臣ほか
(3)要望者
神奈川県副知事、海老名市柳田副市長、各市の副市長又は幹部
(4)内容
定例の要望に併せて、当市は本件に係る要請内容を発言
(5)当市の発言内容
現場付近には学校も近接していることから、まさに市民を巻き込む大惨事になりかねず、基地と隣り合わ
せの生活を余儀なくされている市民に強い衝撃を与えるとともに、地元住民の不安と恐怖ははかり知れない
ものがある。
国や米軍に対し強く抗議するとともに、改めて確実な整備点検の実施など安全対策の徹底や、迅速かつ適
切な情報提供を強く求める。
※神奈川県基地関係県市連絡協議会の会員は神奈川県、横浜市、相模原市、藤沢市、逗子市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市
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