第3回修学旅行検討委員会
ページ番号1009253 更新日 令和2年1月31日 印刷
第3回修学旅行検討委員会の概要について
第3回修学旅行検討委員会が開催されましたので、下記のとおりお知らせいたします。
日時)令和元年8月27日(火曜日)
場所)えびなこどもセンター202会議室
【議事内容】
1.教育長挨拶
- 7月に協力していただいた中学校の生徒、保護者向けのアンケート結果がまとまった。
- 民泊については、子どもは充実したという意見が多かった。しかし、保護者の意見は違っていた。これらについて、どう扱っていくかを考えていく必要がある。
- 負担経費軽減については、小学校は10,000円と中学校が15,000円の補助金についての検証をしていきたい。継続をしていく必要があるのか、内容も検討していって欲しい。
- 修学旅行の契約を教育委員会がまとめて契約していってはどうか、と考えている。
- 契約は学校の先生たちが本来することではなく、決まった後の詳細な打ち合わせを行っていく形でも良いのではないかと考えている。
2.情報提供
≪県内修学旅行の実施状況について≫
- 実施時期に関しては、中学校は5~6月の実施が多かったが、小学校は春から秋にかけて多様であった。
- 行先に関しては、小学校では伊勢原市の愛知1校を除いて、全て日光であった。中学校は京都・奈良方面を中心に、北陸、東北、北海道と多岐に及んでいる。
- 民泊実施状況に関しては、海老名市以外に三浦市1校、鎌倉市2校、藤沢市1校、また今年度新たに平塚市が1校実施した。
- 費用負担に関しては、小学校が概ね2万円前後、中学校が概ね5万円~6万円前後となっている。この中で、特に鎌倉市が42,200円と安価になっているが、これは長野方面が民泊で35,000円と最安値であり、その他も長野県内は4万円以下だったことによるもの。
≪委員意見≫
- 小学校で、交通手段についての調査はあるのか。
⇒ 電車が多く、現地でバスを利用。 - 茅ヶ崎市が、交通費が安価な理由は。
⇒ 茅ヶ崎市、藤沢市は電車利用のため安価である。 - 教育委員会でも交通費について考えて、電車だけの方が安価なので、海老名駅から電車で行く方法を考えてみたが、それは難しいようである。
≪中学校修学旅行アンケート結果について≫
【生徒】のアンケート結果
- 「事前の学習を活かすことができたか」の設問に対し、「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」が90%以上。
- 「豊かな自然や文化に触れることができたか」の設問に対し、ほぼ全員が「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」。
- 「友だちと友情を深めることができたか」の設問に対し、ほとんどの生徒が「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」。
- 「旅行先で出会った人と交流を深めることができたか」の設問に対し、ほとんどの生徒が「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」。
- 「貴重な体験活動をすることができたか」の設問に対し、ほとんどの生徒が「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」。
- 「楽しい思い出をつくることができたか」の設問に対し、ほとんどの生徒が「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」。
- 「今後の修学旅行についての意見や提言」の設問に対し、3割弱の生徒が意見を述べている。
【保護者】のアンケート結果
- 「お子さんは楽しい思い出をつくることができたと思いますか」の設問に対し、「そう思う」、「どちらかといえばそう思う」がほぼ90%。
- 「教育的観点から有意義であったと思いますか」の設問に対し、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」が85%。
- 「補助金を交付しますが、修学旅行の費用について負担を感じますか」の設問に対し、「感じる」「どちらかといえば感じる」が70%弱。
- 「修学旅行の価格抑制方法の検討を行うことに、どのようにお考えですか」の設問に対し、「賛成」、「どちらかといえば賛成」が90%弱。
- 「今後の修学旅行についての意見や提言」の設問に対し、ほとんどの保護者が意見を述べている。
3.協議事項
≪アンケート結果を踏まえた委員意見≫
- 海老名中学校のみが観光型で、あとは民泊型である。民泊型は、地元とのふれあい、郷土に触れることができる。広島方面は、平和教育に特化している。各々の違いはあり、詳しく知りたい事柄がある。感触として、生徒はある程度満足している。有馬中での修学旅行では、普段学校では話をしないような子が、マスクを外して笑顔を見せていた。修学旅行の内容は、生徒たちが決めたことではないので、選べない現状については、何かしら叶えてあげられるところがあっても良いのかなと考える。
- 学校ごとにねらいが違う。アンケートの生徒の感想が、どの学校の生徒のものか分からないので、判断が難しい点はあるが、修学旅行の班編成が思い通りにならなかったとあった。それを理由にしてしまえば、民泊も従来の修学旅行も変わらないと感じた。民泊の状況が、ただ泊まるだけなのか、共同生活をするのか、詳細がわからない部分はある。各学校のねらいに合っていれば良いと思う。
- 京都奈良へ修学旅行に行っていた、20数年前のアンケートで楽しかったことは、新幹線の中のトランプ、運転手さんとの会話など、人との触れ合いが思い出に残っているという意見が多かったので、形を変えられないかと考えた。しかし当時急に、すべてを変えることは難しいと考え、3泊4日の行程で、2泊民泊、1泊ホテル泊にした。帰ってきた感想を聞くと、やはり民泊の楽しさが多く書かれていた。考え方も当時と今では異なるので、検討する時期にきていると感じる。
- 保護者への伝え方が難しいと感じた。生徒は満足していることが多いので、保護者からの直接的な意見を見て、伝え方が大切と感じた。
- 中学生の「体験」というキーワードがあるが、学校、子ども、保護者が願う「体験」が違っている。保護者へ「民泊」の良さが伝わらないので、丁寧な説明が必要だと思った。
- アンケート結果を見ると、普段周囲の保護者から耳にする意見がそのまま書かれている。事前に民泊にする意義とか、説明などが保護者に無かったと思う。学校としても、民泊をしていくことの意義が大きいのであれば、説明していって欲しい。金額については、事前に内訳が無かったため、内容がわからず民泊で高いわねという意見があった。また直前の懇談会で、持ち物についての質問があがっていたので、そういう部分も含めて周知してもらいたい。
- 自分の頃は観光が主であったが、観光だと受け身になってしまい、自分の中に入ってこない。民泊の場合、生徒自身から各民泊先に対して色々準備していたようで、それが満足感に繋がったのではと思う。コミュニケーションをとることの大切さが、修学旅行の目的であることの意味が保護者に伝われば良い。各家庭による受け止め方の違いは、どうにかなれば良いとは思う。そこだけクリアすることができれば、民泊は楽しいのではないか。
- アンケート結果を見るに、生徒は高い満足度を示している一方で、保護者は民泊先での公平感、農業体験に対して疑問があり、熱中症、アレルギーなどの不安感もある。保護者への説明責任をしっかり果たしねらいを伝える必要がある。また、先生の願う体験、生徒の願う体験、保護者が願う体験それぞれにずれが生じている。
≪学習指導要領における修学旅行の位置付け≫
- 修学旅行は、学習指導要領の特別活動の中で定められており、小学校は遠足・集団宿泊的行事として、中学校は旅行・集団宿泊的行事として、非常に価値のある活動として位置付けられている。そこには、それぞれ育てるべき資質や能力が書かれている。
- 小学校は、体験学習という意味合いが強い。
- 中学校は、社会に親しみ新たな視点から、学校生活や学習活動の成果を活用するとある。
≪民泊に対するイメージ≫
- 今の生徒の保護者自身が、民泊体験をしていない。
- 生徒が将来、個人で海外旅行やホテル宿泊などは可能であるが、個人で民泊体験はできない。それゆえ、修学旅行でそれができるならば、貴重な体験となる。
※ 次回、市の提言素案を提示する。
【第4回修学旅行検討委員会開催予定日】
令和元年10月15 日(火曜日)午後3時30分~ えびなこどもセンター201会議室
添付ファイル
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第3回修学旅行検討委員会議事録(PDF) (PDF 197.5KB)
第3回修学旅行検討委員会の議事録(PDF版)です。 -
中学校修学旅行(PDF) (PDF 981.3KB)
修学旅行参加中学生及びその保護者へのアンケート結果(PDF版)です。
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