オートショックAEDについて

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ページ番号1012917  更新日 令和5年9月1日 印刷 

オートショックAEDについて

 令和3年8月より、電気ショックボタンを有さないAED(以下「オートショックAED」という。)の製造販売が開始されることを踏まえ、厚生労働省より、従来の電気ショックボタンを有するAEDとの相違点、使用上の注意点などの情報提供の徹底についてとりまとめられました。
今回、製造販売の承認を取得した機種のAEDは、救命手当実施者が電気ショックボタン操作を必要とせずに、傷病者に適切なタイミングで、自動的に電気ショックを与えることができる機種で、処置が遅れるリスクを低減させるのが主旨とされます。
今後、みなさんが行う救命手当において、オートショックAEDが使用される可能性がありますので、取扱いや注意点などを説明します。
※傷病者=患者のことを指します。 

電気ショックボタンを有するAEDとオートショックAEDの相違点

  1. 電気ショックボタンを有するAED
    傷病者の胸部に電極パッドを貼り付けると、自動的に心臓の動きを調べ、電気ショックの要否が判断されます。
    電気ショックが必要と判断された場合には、傷病者から離れるよう音声ガイドが流れ、電気ショックボタンを押すよう音声ガイドが流れます。
    傷病者に接触している人がいないことを確認した後、救命手当実施者が電気ショックボタンを押すことによって電気ショックが実施されます。
  2. オートショックAED
    傷病者の胸部に電極パッドを貼り付けると、自動的に心臓の動きを調べ、電気ショックの要否が判断されます。電気ショックが必要と判断された場合には、傷病者から離れるよう音声ガイドが流れ、カウントダウン(例:スリー、ツー、ワン)またはブザーの後に、電気ショックが実施されます。

オートショックAEDの使用上の注意点

現在に至るまで、救命講習などを受講した救命手当実施者は、オートショックAEDを使用する際、電気ショックボタンが存在しないことに混乱するおそれがあります。また、救命手当実施者が電気ショックの際に傷病者から離れることが遅れた場合、放電エネルギーにより感電するおそれがあります。

オートショックAEDの見分け方

  1. 使用するAEDがオートショックAEDであった場合、『オートショックAEDロゴマーク』のシールが貼り付けてあります。また、オートショックAEDロゴマークは、救命手当実施者などが視認しやすいよう配慮されています。
  2. オートショックAEDには電気ショックボタンが存在しません。

まとめ

今後、救命手当にあたっている現場において、心肺蘇生法を実施中にAEDが届いたら、まず、「オートショックAEDロゴマークのシールが貼り付けてあるかどうか」または「電気ショックボタンがあるかどうか」をよく見て確認してください。AEDを正しく取扱い、心肺蘇生法を組み合わせることで、救命率の向上に繋がります。みなさんの手で、「救命のリレー」の輪を広げていきましょう。

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