令和3年度から小学校給食費を改定します

小学校給食について

　小学校給食は、児童に栄養のバランスのとれた豊かな食事を提供し、健康の保持・増進や体力の向上を図るとともに、心身の健全な発達に役立てる教育活動の一環として実施しております。
　保護者の皆さまには、給食を提供するために必要な費用のうち、食材費のみを学校給食費としてご負担いただいております。

給食を提供するために必要な費用
食材費	調理にかかる必要な経費 （施設設備経費・人件費・光熱水費）
保護者の皆さまの負担	海老名市の負担

 

小学校給食費の改定

　小学校給食費は、平成21年度の改定以降、12年間据え置かれてきましたが、昨今の主食（米飯・パン）、牛乳や副食（おかず）の食材費の高騰に加え、平成26年度から消費税率が8％に引き上げられたことにより、現在の給食費では、副食（おかず）にかけられる費用が制限され、これまでの献立内容を維持することが困難になってきました。

　このような状況について、海老名市学校給食検討委員会が検討を重ね、現在の給食実施回数及び給食の質と量を維持し、子どもたちにとって「魅力ある給食」を提供するためには、給食費の適正化が必要であるとの方向性が示されました。
　このことを受け、海老名市教育委員会は、小学校給食費の引き上げを決定し、令和3年4月から改定することといたしました。

 

改定後の金額

改定前

1食あたりの単価	月　額	年　額　（11カ月分）	期別額（1回あたりの納付額）
約238円	4，000円	44，000円	4，400円

↓

改定後　※（）内は引き上げ額

1食あたりの単価	月　額	年　額（11カ月分）	期別額（1回あたりの納付額）
約268円 （＋約30円）	4，500円 （＋500円）	49，500円 （＋5，500円）	4，950円 （＋550円）

※上表は第2学年～第6学年が完全給食（食事と牛乳）を1年間受けた場合の金額です。給食の一部を停止している場合、または、第1学年の場合は金額が異なります。

 

新型コロナウイルス感染症の影響に伴う令和3年度の保護者負担額の特例措置について

　小学校給食費は上表のとおり改定となりますが、令和3年度に限り、新型コロナウイルス感染症による経済や社会情勢を踏まえ、給食費の引き上げ額に対して激変緩和措置を行い、保護者負担額を次のとおりとします。

令和3年度　激変緩和措置後の金額

1食あたりの単価	月　額	年　額（11カ月分）	期別額（1回あたりの納付額）
約248円	約4，168円	45，850円	4，585円

　保護者負担額は、1食あたりの単価を改定前の金額から10円引き上げて年額45，850円とし、残りの1食あたりの単価20円分（年間3,650円分）は公費で負担します。

　これにより、令和3年度の納付額は次のとおりとなります。

完全給食の場合

納期限   学年	5/31	6/30	8/2	8/31	9/30	11/1	11/30	12/27	1/31	2/28	年　額
	1期	2期	3期	4期	5期	6期	7期	8期	9期	10期
1年生	4,411	4,411	4,411	4,411	4,411	4,411	4,411	4,411	4,411	4,411	44,110
2～6年生	4,585	4,585	4,585	4,585	4,585	4,585	4,585	4,585	4,585	4,585	45,850

 

小学校給食費改定後の「魅力ある給食」の提供について

　海老名市の学校給食は「えびなの子どもたち、ひとりひとりの『おいしい笑顔』のために」を理念としております。
　今後は、多様な食材の活用や、地産地消などの「食」の指導を充実させ、安全で安心な給食の提供に努めるとともに、献立の工夫改善に取り組み、子どもたちにとって「魅力ある給食」の提供に努めてまいります。

「魅力ある給食」新たな取り組み案

	テーマ	実施内容・目的
（1）	インターナショナル給食	オリンピック・パラリンピックの参加国など、諸外国の料理を献立に取り入れ、異国の文化について理解を深める。
（2）	ふるさと給食	日本各地の伝統料理を給食の献立に取り入れ、地域における食文化や自然の恩恵に対する理解を深める。
（3）	学校給食 夢コンテスト	児童や保護者を対象に給食で食べてみたい、出してほしい献立を募集し、夢の献立を実現する。