教育長の部屋

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ページ番号1011621  更新日 令和2年11月26日 印刷 

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教育長
  • 氏名:伊藤 文康(いとう ふみやす)
  • 生年月日:昭和30年(1955年)10月3日
  • 趣味:散歩(野鳥観察)
  • 好きな食べ物:納豆、梨
  • 嫌いな食べ物:煮たたまねぎ、漬物
  • 経歴:
    昭和54年(1979年)9月 海老名市立杉久保小学校
    平成元年(1989年)4月 海老名市立有馬小学校
    平成9年(1997年)4月 海老名市立上星小学校
    平成11年(1999年)4月 海老名市教育委員会
    平成23年(2011年)4月 海老名市立有馬中学校
    平成25年(2013年)10月 海老名市教育委員会教育長

 教育長の部屋へアクセスいただきまして、ありがとうございます。
 ここでは、「教育」にかかわって、子どもたちのこと、学校のこと、自分を含めて大人たちのことなどについて、私の思いや考えをみなさんにお伝えしていきたいと思っています。

教育長メッセージ 第74号

「新型コロナウィルス感染症2」

 ≪教育長メッセージ 第74 号≫


『新型コロナウイルス感染症2』


私たちは、自然災害や悲惨な出来事から、その度に、多くを学び、それを生かして、よりよい社会を作ることをくり返してきました。
そう考えると、新型コロナウイルス感染症は、私たちに、何を学ばせるために、今も、ここに、存在しているのかと思うのです。
それでは、私が、2月末からこれまでに、あらためて、新型コロナウイルス感染症に対応する中で、学ばされたこと、実感させられたことについて、海老名市の教育委員会9月定例会で、私の、教育委員への報告として作成した文章を載せてみたいと思います。


『新型コロナウイルス感染症を乗り越えて』
新型コロナウイルス感染症の地球規模の感染拡大は、さまざまな点で、私たちの生活に多大なる影響を及ぼしています。
また、私たちのこれまでの生活を見直すという意味で、一つの機会ともなっているところです。
そして、新型コロナウイルス感染症は、私たちの命と健康を脅かし、社会経済活動を疲弊させ、現在、国を挙げて、その対応にあたっているところですが、まだまだ、先が見通せない状況にあります。
教育・学校教育についても同様であります。
3月からの三カ月間にもわたる臨時休業、その間の学習支援、学校の再開、分散登校、新たな学校の生活様式とそのための環境整備、感染症対策を徹底しての学校教育活動、子どもたち・教職員の心身の負担・・・。
私たちは、この状況を的確に分析し、さまざまな対策により、これを乗り越えて行かなければなりません。
そして、その結果として、教育・学校教育のよりよい在り方を考え、新たな形を作り上げなければならないと、私は思っています。
それでは、3月から、私が心に留めた、4つの事柄とその思いを述べてみたいと思います。
(1)学習権の保障(学びの保障)
臨時休業により、子どもたちの学びを保障するために、各学校において家庭への学習課題の提示が行われたところである。各学校での工夫が見られ、4月からは、動画の配信や℮ライブラリの活用により、学習課題だけでなく、教職員の思いや声を家庭で過ごす子どもたちに届けることができたことはひとつの成果であった。
いざという時の、教職員の底力を感じたところである。
しかしながら、私としては、めざしていた学校ICTの活用による学校と家庭、教職員と子どもとの双方向の学習を中心としたやりとりができなかったことが残念であった。
今後は、子どもたちが、学校に来なくても、どこにいても、どんな状況でも学習権が保障される体制を、効果的な学校ICTの活用により、早急に確立する必要があると強く認識したところである。
そして、私たちは、学校に集まることの価値を、あらためて考え、確認して、教育を実践することを求められていると実感したのである。
(2)分散登校と少人数学級
6月、学校再開にあたって、2週間は分散登校であった。
学級の半分の子どもが隔日に登校し、3密を防ぎ、学校の新たな生活様式に慣れるための期間として設定した。
40人の学級でも最大20人が定員であった。
その間、毎日、学校の状況を見に行ったが、やはり子どもひとりひとりとの対応がていねいになり教職員にも余裕が見られたところである。
率直に、20名程度の少人数の学級の方がよいと思ったところである。
8月末頃から、国も今後、新型コロナウイルス感染症対策のひとつとして、少人数学級実施の方向性を示している。
これまで、教職員定数を増やすことを財務省とのやりとりの中で実現できなかった文科省が、どのように具体的に取り組むのか楽しみである。
ただ、海老名市としては、多くの学校で、教室数の増に対応できないところであり、大きな課題である。
いずれにしても、これから、日本も、少人数学級など、多様なひとりひとりの子どもに対応できる世界標準の教育環境に、ようやく近づくことになる。
(3)新たな学校の生活様式
学校は社会生活を営むための経験を計画的に指導・支援する場である。
そう考えると、新型コロナウイルス感染症対策として新たな学校生活様式に取り組むことは、喫緊の徹底すべき感染症対策であるとともに、将来にわたって子どもたちが自分の命と健康を守るための基本的な生活習慣を体得するためのよい機会であると考えることができる。
子どもたちが社会の中心となって生活する時代には、これまで以上に、未知なる感染症や想定外の災害などが起こる可能性が大きく、今回の経験が、それを乗り越えるための力につながるように意図的に指導・支援することが求められる。また、これまで当然とされてきた社会生活と学校生活の隔たりを埋める必要があると考えるところである。
例えば、清掃活動では、自分たちの身のまわりは自分たちで清掃して清潔に保つということは、社会でも家庭でも変わらない価値であるが、その方法が、学校だから、子どもだからという特異な考えで、家庭や社会では、大人はほとんど行わない、あり得ない方法で行われているということである。
その点での、私の今の判断基準は、家庭で行われている方法で、学校でも清掃活動が行われているかということである。
私としては、新たな生活様式の取組の中で、子どもたちひとりひとりに、また、みんなで協力して、自分の、自分たちの健康と安全を確保する方法を身につけてほしいと考えている。
そして、私たちの役割は、そのための環境を整えることである。
(4)教職員が一丸となって進める学校運営
新型コロナウイルス感染症は、これまでの学校運営を一変させ、子どもが学校に来ない中での学びの保障、感染症対策を徹底しての教育活動など、学校は、これまでの学校教育計画を見直しせざるを得ない状況となった。
このことは、教職員にとっては、先を見通せない不安とともに、大きな負担となったが、私としては、これからの学校の在り方を考えると、教職員には申し訳ないが、チャンスであると捉えている。
何より、各学校で、教職員一丸となって、よりよい方策を話し合って、協力して、課題を乗り越えてほしいと思うのである。
そして、学校づくりの喜びをひとりひとりの教職員に実感してほしいと願っている。これからの教育委員会の役割は、そんな学校の取組を全力で支えることだと、私は思うのである。
以上です。
まだまだ、新型コロナウイルス感染症への対策は続くところですが、私たちは、これを乗り越えて、前に進まなければなりません。その中で。あらためて、教育を考えることが求められていると思うのです。
次回は、重いテーマが続いたので、『2070年の文康君の一日』と題して、この夏にあれこれ空想した話を紹介したいと思います。

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